5年生の4月ごろから、基礎トレが急に難しくなりました。
サピックスでは、「基礎力トレーニング」という算数のドリルが毎月配布されており、1日1ページずつ家庭学習します。4年生の頃は 1ページ10分ほどを目安としていたのですが、5年生になってからは問題の傾向によっては 10分以上かかることも増えてきました。
問題のバリエーションが増えてきたというのもありますが、それまでは家庭学習のウォーミングアップ的な位置付けだった基礎トレなのに手が止まってしまうことにボーイは困惑。
面倒な問題が増えてきたことでミスが増え、基礎トレに苦手意識がつき、さらに正答率が下がり、とうとう家庭学習の最後まで基礎トレを残し「基礎トレはやりたくない」とまで言うようになりました。
このままではイカン (;´Д`)
悩んだ私がとった苦肉の策がこちら。
ママと
基礎トレ
マジ勝負!!
説明っ!!
ママと基礎トレで勝負します。
制限時間は、ボーイが10問解き終わるまで。
より点数が高かった方が勝ち!
よーい、ドン!
ちなみに、ITママを名乗る私は、国立大学の理学部卒で、現役 IT エンジニアです。
小学生レベルの算数で、負ける気がしません。
と言い放って勝負に挑み、6 対 8 で綺麗に負けました(´д`※)
割と本気でがんばったのですが。
え? 子供の計算速度って、おかしくない?
「やったあぁ、ママに勝ったぁぁぁ」
と、ボーイは大喜びです。
「明日も勝負しよ? また僕が勝つけど」
と図に乗ります。
ははは・・・これが、男の子を育てるのに大切な、成功体験を与えるということか・・・と納得しつつ、そこから数日間、合コンの「さしすせそ」*1 をちりばめながら、基礎トレ勝負を続けました。
同じように問題を解くのではなく、たまには 1問ずつ速度を競ったり、私が全問解き終わるまで見直し・解き直しをさせてみたりと、手を替え品を替え基礎トレ勝負を続け、なんとかボーイは自信を取り戻し、また一人でも基礎トレに取り組めるようになりました(*´Д`) =3 なお、出題の傾向に慣れてからは、私も 2度ほど勝利することができました。
今回、基礎トレ勝負をしたことで、ボーイの良いところをたくさん知ることができました。
計算のスピードが(ママと比べたら)とても早いこと。3.14 の段や二乗の数などを暗記できていること。問題の効率の良い解き方がちゃんとできていること。一見して「効率悪いんじゃない?」と思える解き方をする時にも、実は工夫や意図があること。
普段、問題の丸つけをしているだけだと、「ミスしたところ」や「できなかったこと」にしか目が行かなかったのですが、こうして同じ条件で問題を解くことで、ボーイの「できること」が見えて、素直にすごいじゃん Σ(゚Д゚) と思うことができました。
明日からは月末進行で基礎トレの出題傾向が変わりますので、ちょっと本気でボーイに挑んでみるつもりです。
*1:「さすが!」「(そんな解き方)知らなかった!」「すごいね」「(算数の)センスある」「そうなんだ!」