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天才数学少年を描く「はじめアルゴリズム」が 1巻目無料だったから読みはじめた

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ずっと読みたかった「はじめアルゴリズム」が、Kindle ストアで 1巻目無料になっていました! 読んでみたかった方、公開終了しちゃう前に、急げ! 

 

はじめアルゴリズム(1) (モーニングコミックス)

はじめアルゴリズム(1) (モーニングコミックス)

 

 

「はじめアルゴリズム」は、以前記事にした「科学道 100冊」 にも選出されている、天才数学少年の成長をテーマにしたマンガです。

主人公は、算数が大好きな小学5年生のはじめくん。

日常の生活の中でも、いろいろなものの形の美しさにこだわりを持ったり、数字を見ると色やイメージが浮かぶ不思議少年です。クラスでも変な子扱い(でも愛されキャラ)。

 

1巻より。天才だけど、やっぱり小学生っぽい。

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1巻より。同年代のライバル的存在はだいじ。

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数学人生に限界を感じつつあった数学者に拾われたり、12歳で数学検定 1級に合格した天才少年と知り合ったりします。1巻だけでは物足りず、お給料日後だったので勢い余って続きを買い進めており、今のところまだ 5巻まで読みました。きっとこの先も数々の出会いを経て、立派な数学者に成長してゆくのでしょう(希望)。

 

 

2巻より。数に対する共感覚の描かれ方が素敵。
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我が家のゆるふわボーイもフワフワしていますが、さすがにここまでではないですね。自分とは全く違う世界を見ていて家の壁いっぱいに数式を描きこんでしまうお子さんを笑顔で育てるはじめくんママ、本当に立派です。作中でもちょっと触れられていますが、ここまでくるともう受験がどうのとか学歴がどうのとかいうレベルではなく、うちのような普通の子を育てる普通ペアレントの子育てでは、まったく共感できる要素がありません。

 

でも、かつて大学で数学をかじった理系ペアレントとしては、ものすごいノスタルジーを感じる言葉や概念がたくさんでてきます。

 

ガロアの群論。ユークリッド空間。トポロジー。カオス理論。イプシロンデルタ。

 

物語の中でいとも自然にこういった用語や描写がサラサラと流れてゆくので、ああああ超懐かしい今はもうまったく理解できないけどすごい美しく描かれていて大好き。ってなりました。劇中では特定の理論に深堀りはせず、巻末のおまけページにざっくりとした数学バナシが載っているのも、メリハリ効いてて楽しいです。

 

5巻の巻末より。大学数学の最初の壁だったアイツ。懐かしくて熟読した。

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特殊算でファーファー言っているゆるゆる理系ボーイも、あと8年後にはこういう数学に触れることになるのだろうか。私もたまには初心に返って数学の世界にヒットアンドアウェイしてみたら、「応用問題さっぱりわかんねー!」って言う子供の気持ちにも、暖かく共感できるかもしれません・・・!

 

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