ボーイの小学校は、新型コロナ感染対策で休校となったまま、春休みに突入する見込みです。かつてない、長い春休み。
サピックスの方は 3月13日までお休みで、3月14日の土特&3月15日の組み分けテストから塾再開となりそうですが、それにしてもまだあと一週間あります。
幸い私は在宅勤務ができるので、ボーイにお昼ご飯を作ってあげたり、遊び放題にならない程度の声掛けはできます。でも、勤務中は完全に独立した仕事部屋にいるので、家庭学習を指導したりすることはできません。せいぜい、こんな感じでリビングルームのホワイトボードにその日の課題を書き出す程度↓
もともと精神的に幼いボーイは、こちらが計画しているほどスムーズに「普段の家庭学習に加えて苦手な単元の復習」はできていません(;´Д`)
Switch は1日30 分の制限をつけていますが、勉強の合間に漫画や小説を読んでいると思われます。あるいは、読書の合間に勉強しているくらいのペースなのかも。紅茶入りブランデー的な。そんな感じで休校から一週間、歯痒いけれど平和な一週間が過ぎました。
この週末に、なんとなくプレジデント Family を読んでいたら、こんな記事がありました。
名門校の校長先生20人に、どんな家庭学習が望ましいかをインタビューした記事です。その中で、世田谷区立桜丘中学校の校長先生が、「一人の時間」について書かれていました。以下、その記事からの引用です。
中高生でも小学生でも、一人の時に考え、成長するんです。一人ぼっちでいることがよくないような印象を持っている人もいるかもしれないけれど、孤独って大事です。
(中略)子供への干渉のしすぎは必ず失敗します。子供は別の人格で、親の何かを託す存在ではありません。
たしかに、自分の子供時代を思い出してみると、友人や親と過ごした時間よりも一生懸命勉強していた時間よりも、自分の部屋でぼんやり一人で過ごした時間がいちばん印象深く、自分の心の成長につながった気がします。一人で服をいろいろ着替えてファッションショーしてみたり、なんであの友達とケンカになっちゃったのかなって思い悩んでみたり、好きな漫画を模写してみたり、男女の体の仕組みについて本をじっくり読んでみたりww
自分や他人について独り自室で考えていたあの静かな時間のことは、(ちょっと恥ずかしく思いつつも)子供の頃の貴重なひとときだったなと思い出します。
そして、考えてみたらボーイももう、その頃の私の年齢になっているわけで。
何やら部屋でゴソゴソしてたり、ママは気安く部屋に入って来ないで欲しかったり、たまには部屋で一人で勉強をしたいことがあったり。
これまでの日常生活では、平日はほぼずっと学校か塾かママと勉強して過ごしていましたが、この長い春休みには、一人の孤独な時間が多くなります。
自主的に勉強をしていてくれたら理想的ですが、ほんわかボーイは、ずっと勉強してられるとは思いません。一人の時間に自分の好きなことを考えたり、嫌なことについて悩んだり、年号暗記の語呂合わせをふと思い出したり、去年の夏服を引っ張り出して試着をしたり、好きな小説の好きな箇所を繰り返し読んだりして、この特別に長い春休みを過ごしてくれたらいいなと思います。いつかきっと、懐かしく思い出すことがあると思うので。
もちろん家庭学習の管理や尻叩きはしますが、私は日中は一歩引いて、子供一人の時間を見守ってみます。