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2021年中学受験のサピックス梅ブロック男子を応援する母のブログ

今後の学費も気になるしファイナンシャルプランナーにライフプランを相談してみる【前編】

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突然の電話勧誘

クレジットカード会社から「ファイナンシャルプランナーとウェブ面談をして、ライフプランを作ってもらう無料サービスのご案内です。お子様の教育費や老後の資金に不安はありませんか?」という電話がかかってきました。

普段はそういった類いの勧誘はスルーしているのですが、ちょうどうちはこれから私学の学費をちゃんと払っていけるのかしらなんて漠然と不安に思い始めたところだったので、餅は餅屋ということで予約を取ってもらいました。

特に、「子供が私立の中高一貫校に通うことになり、教育費を捻出しつつ老後に備えるためにはどれくらい頑張らなきゃいけないのかイマイチわからない」ということを相談したいことも伝えました。

 

電話を切った後、今回ご紹介いただいたファイナンシャルプランニング企業とカード会社の関係性や、どういったビジネスモデルになっているのかをググって調べました。何かの詐欺かもしれないですしね。

 

 

FP面談の準備

面談に先駆けて、準備するものがありました。

ウェブ面談の環境の準備(スマホかタブレットかPC)と、毎月の収支に関する情報です。聞かれたら答えられるように、お給料明細、住宅ローンの金額、光熱費や保険のファイルなどを収集しました。

普段は Money Forward というウェブ家計簿サービスを使って収支をどんぶり勘定しているのですが、改めて洗い出してみると、結構色々な費用がありますね(;´Д`)   Evernoteとか、もう切るか……。

そして今現在の一番の懸念は、ここから必要となる教育費です

もちろん、志望校のウェブサイトやこういう表を熟読し、交通費なども加味して「いける!」と判断した上で受験をしているのですが、公開されている授業料などとは別に、部活とか友達づきあいとか任意での海外研修といったような、始まってみないと幾らかかるのか分からないような出費もあるわけです。しかもそれが、6年間続き、そして大学へ。

6年生の頃は、今使わずにいつ使うのだ!という勢いでお金を使いましたが、実際はここからが出費本番ザマスね。

 

 

初めて他人に家計を開示した

果たして迎えた、ファイナンシャルプランナー(以下、FP)さんとの面談の日。

ここにきて何なのですが、今までよその人に自分の家の収支なんてほとんど話したことがなかったので、なんだかすごく恥ずかしいです(;´Д`)  もしこれが手の込んだ詐欺案件だったらどうしよう。あるいは、無茶な金融商品を勧められたりとか。

 

なんて警戒心MAXな人間にも慣れているのか、FPさんはサクサクと自己紹介と所属会社の事業内容の説明をして、プロフェッショナルな流れで今回できることの説明を進めてくれました。

 

今回は、にゃち家の収入と支出を想定したライフプランの作成をしてくれる予定です。パンフレットによると、こういうやつ:

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時間も限られていますので、早速我が家の毎月の固定費のヒヤリングが開始です。保険や住宅ローンの内容、自家用車の費用などの出費が、一つ一つ細かく洗い出されて、スプレッドシートに計上されてゆきます。

FPバージンな私は、(そんなとこまで?!)(住宅ローンの利率なんて、今まで誰にも話したことないのに)(みんなFPさんとこんなことしてるの……?(´д`※)ハァハァ)と、頭がチカチカしてきました。文章にするのが難しいので、以下は会話の抜粋です。

 

FP「では、いよいよお子さん関連の今後の出費を考えてゆきましょう」

 

私「はい。うちは私立の中高一貫に入学予定で、子供の能力や性格からすると、国立は無理そうなので私立の大学に進学することになる可能性が高いです。一旦、学部までで考えています」

 

FP「すると、一般的な目安ですが、私立中高で800万くらいかかりますね。文系理系は意外とわからないものですが、念のため高い方に備えておくとして、私大の理系で 600万円と考えましょう」

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私「はい……(わかってはいたけど、高いなぁ。中高大の10年間で1400万か)」

 

FP「大学付属の場合、内部進学せずに大学受験をする場合、1年くらい塾に通うと、およそ 120万円。入試は一学部3万5千円くらいになります」

 

私「一年で 120万円……(;´Д`)ヒエッ (……と思ったけど、中学受験の 6年生の1年間のがかかってたわ)」

 

FP「中学生・高校生のうちは、お小遣いは月にいくらくらい渡しますか? 大学生になってもお小遣いあげますか?」

 

私「お小遣い……!? 現金で全額渡すかどうか分かりませんが、スマホ代・友達と遊ぶお金なども含めて、ひとまず中学生は◯◯円、高校生は◯◯円くらいで考えてみます。大学生でも、バイトか何かするようになるまでは、お小遣い渡します」


FP「無事に大学に入学できた場合、大学の教科書代は親が払いますか?」

 

私「教科書……! そういえば、私も大学で分厚い高い本をいっぱい買った覚えがある…… はい、ペイ・フォワードってことで、親が払います(´Д⊂」


FP「息子さんが結婚される際には、お祝いにお金を渡しますか? ちなみに、ゼクシィ調べだと、平均で 100万円くらい渡していますね」

 

私「アッ…… じゃぁ、100万円渡します」

 

もう、ここまででシオシオです。

子供一人育てるのって、大変すぎじゃないですか。

 

FP「さて、車は乗り続けますか?」

 

私「夫がアウトドア好きなので、ずっと乗ると思います。今の車が気に入ってるのだけど、もう10年近く乗っているので、5年後くらいに 1度は買い替えるかも」

 

FP「車が好きな男性は、たぶん60歳前後で最後のクルマが欲しくなると思います。2度買い替える予定で考えていきましょう」

 

私「そういうものですか」

 

FP「他に何か気になる出費や、考慮しておきたい旅行プランなどはありますか?」

 

私「夫が、趣味のキャンプやアウトドア用品に費やす出費が多いのですが、これから教育費もかかるし、うちあまり貯金もないし、正直、そんなにテント買って大丈夫なのかなって不安になります」

 

FP「趣味があるのはいいんじゃないですか。テントなんて毎年買うわけじゃないでしょうし

 

私「いや、それが、キャンプ好きはテントとか寝袋とかいくつも買うんですよ。他にも、ランプとか大きな箱とかクーラーボックスとか、パリピがBBQできるくらいあります」

 

FP「なるほど。今日お伺いした限りでは、二人ともフルタイムで働いている今のにゃち家に必要なのは、主に老後資金なんです。老後のために必要となるお金を毎月の給与からあらかじめ差っ引いて、どこか別のところに移しておきましょうか。そうすれば、生活費や教育費が出ていった後の残りのお金は全部好きに使っちゃっていいんですよ。それなら、にゃちさんも安心して旦那さんの出費を見守れると思います。今日ヒヤリングした内容でライフプランを作って、毎月どれくらい貯めればあとは好きにしていいのか、次回お教えしますね」

 

 

なるほどなるほど?!

 

これまでは、老後に向けて幾ら貯めたら十分なのかわからなかったので不安でしたが、「毎月これくらい貯めれば大丈夫ですよ」って FPさんに言ってもらえたら、残りのお金を夫は趣味に、私はボーイの教育費に、心置きなく注ぎ込めます。

 

こうして、家計の全てを初めて他人に曝け出した第一回の面談が終わりました。

 

まだ(こんなに素直に他人にお金のことを話しちゃっていいのかな)という不安もありますが、これまで誰にも話せずにいた「うちは経済的に大丈夫なのかな」「みんなどれくらい準備してるんだろ」という漠然とした不安ついて、きちんとデータを出してプロフェッショナルに相談できたこと、そしてそれによってにゃち家の強みやリスクを洗い出せたことは、タイミング的に非常に良い機会でした。

 

これが高度な詐欺とかでなければ、次の面談の後編に続きます!

 

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