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2021年中学受験のサピックス梅ブロック男子を応援する母のブログ

【併願校を紹介】麗澤中学・高等学校【給食バンザイ】

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併願校を紹介しちゃうシリーズ第3回そして最終回は、我が家の第二志望だった麗澤中学です。

 

1月6日:第四志望の土浦日大(-15):特待合格
1月11日:第三志望の春日部共栄中学校 (-10):A特待合格
1月21日:第二志望の麗澤中学(-5):出願とは別クラスでのスライド合格 << ココ
2月某日:第一志望の東京校(+3):合格

※かっこの中の数値は、持ち偏差値とのおよその差です

 

麗澤は、ここが第一志望でいいのにって私が思ってた学校です。

今思えば、ボーイの持ち偏差値ならおよそ安全校だったこの学校での思わぬスライド合格が、その後の受験の流れを変えたように思います。

 

 

 

 

麗澤中学とは

千葉県柏市にある共学の中高一貫校です。

広大な緑の敷地に麗澤幼稚園・中学・高校・大学のキャンパスとモラロジー研究所*1の建物があり、近隣の住民(特におばあちゃん方)には昔から有名な学校です。
麗澤大学に進学する子は少なくて、普通に国立や難関私立を目指す進学校です。

 

とにかく広い!

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この学校を初めて意識したのは、なかなか成績が上がらずに落ち込んでた頃に、近場の首都模試の会場としてたまたま訪問したときでした。
待って待って、ここすごく素敵だしここなら行ける!!! って思ってその後も何度か訪問し、最終的に第二志望になりました。

 

私の中では第一志望相当に考えていたのですが、ここを第一志望だと公言してしまうと油断したボーイは勉強をサボり、ここにもどこにも受からなくなってしまうのではという恐れがあり、第二志望としました。

 

そんなにも気に入った理由を説明します。

 

理由1:給食が強い

私立中学はお弁当持参のところが多いですが、ここは完全給食制です。共働き家庭にとっては、すごいパワーワード(*´Д`)

大きな食堂があって↓みんなでいただきますします。

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ゴハンはおかわり可能で、育ち盛りの男子もおなかいっぱい食べて良いそうです(*´Д`)
お弁当だとどうしても食材が偏っちゃいますが、給食だったら色々なものをバランス良く食べさせることができるので、親にとっては理想的な環境です。

 

理由2:広大な緑と安全なキャンパス

最寄り駅の JR常磐線の南柏駅は、駅前に娯楽施設が殆どなくて、非常に綺麗で安全です。駅前からは東武バスに乗り、学校の敷地の前で降りたら、そこからは森のような自然の中を5分くらい歩いて校舎に入ります。

「通学ルートが安全であること」「校門を入ってからしばらく歩くこと」は、私と夫が重要視していた志望校の条件でした。
中高の6年間、きっと色々なことがあると思います。人間関係や学業の不振で、学校に行きたくないことも、傷ついて逃げ出したくなることもあるかもしれない。そんなときに、駅前のゲーセンでサボったりする代わりに、ちょっとさまよえる場所や隠れられる場所が学校の敷地内にあったら良いと思うのです。

麗澤には、日向も日陰も、森も芝生も薔薇園もあって、穏やかな良い環境だと感じました。

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また、モラロジー研究所があるためか、敷地内にはおばさま方やお年寄りがよく散歩をしていて、先生だけでない、穏やかな大人の目があるキャンパスであることも気に入っていた理由でした。

 

理由3:言語技術と道徳教育

麗澤の教育の特徴として、言語技術をとても重視しているところも好ましいと思いました。しっかりとした日本語の言語技術を身につけて、その上で英語を学ぶというのは、大事なことだと思います。

ボーイは作文が苦手です。そもそも、字を書くことからして、好きじゃないようです。でも、大学受験でも、大学入学後も、卒業後に理系の仕事についたとしても、文章で物事を伝える技術と言葉で人を説得する力というのは絶対に必要になってくるので、今からよっく訓練して欲しい気持ちがあります。

道徳教育が必要だと思ってキリスト教や仏教系の学校を検討していたのにジェダイ教信者として仕上がってしまったボーイには、特定の宗教に基づかない道徳教育を行っているあたりも割と魅力的でした。

 

 

 

ネックに感じたところ

そんなに気に入った学校でも、いくつか気になる点はありました。

まず、最寄駅からバス通学が必要な点。民間の東武バスが頻繁に走っているので時間的には不自由はないのですが、余分にお金はかかります。敷地の大きい大学附属校ってどこも高いのですが、ここも御多分に洩れず高めなので、余計に家計に響きます。

入学金の支払いが 2月3日までというのも、2月に東京の学校を受験する人にとっては、すごーく微妙に感じる日程です。

あとは、せっかく敷地が広い割にはプールがなかったり、ボーイが活躍できそうな部活がなかったりして、うちのようなインドア派男子は居場所があるだろうかという心配もちょっとしました。

 

 

おまけ:入試日の様子や感想

 

こちらのエントリー↓に書いたのが、入試日の様子や結果です。たった半年前のことなのに、もうすでに懐かしい(´д`※)

 

 

もともとは東大を目指す「アドバンスト叡智コース(AE)」というのに出願していたのですが、結果的にアドバンストには合格せず、一般「エッセンシャル叡智コース(EE)」へのスライド合格となったのでした。

実は割とショックでした。

赤本で過去問演習を何度かやった感じでは AE の合格点数にも届いてたし、ここまでの入試も勝ち続けてきたので、まぁいけるだろうとたかを括っていたところに「EE合格」のウェブ掲示。

準本命校に合格したにもかかわらず、天津飯が気攻砲でナッパを仕留めきれなかった時のような、焦りの空気が家族に広がりました。たぶん当時の私にも、「EE合格」ではなく「AE不合格」と見えてたんですよね。

翌週の第二回入試でもう一度 AE にチャレンジするかどうかを、決める必要がありました。今思えば私ばかりが迷走していたのかもしれません。

 

でも、その迷走のおかげで私も初心に返り、私たちの中学受験は「偏差値にとらわれず、ボーイに合った学校を選ぶためのもの」だったことを思い出しました。ボーイや夫と話し合ったり家庭教師のてんていに相談したりして、麗澤の穏やかな校風や教育方針の恩恵を受けるには EE コースで十分であり、AEチャレンジのために第二回入試で一日潰すよりは、残された時間の全てを第一志望の準備に充てるべきという真っ当な結論に辿り着けたのは幸いでした。

今思えば当たり前のことのように感じるのですが、入試の渦中では、本当に目の前の戦闘相手しか見えなくなくなってしまうのですね(;´Д`)  

 

 

以上をもちまして、併願校のご紹介シリーズは終了です。これから受験する方の参考になればいいなと思います。

最近、本業に精を出しすぎて忙しく、ブログの更新や巡回が滞ってしまいましたが、その間もボーイは楽しい中学生活を滑り出し、サピックスの頃と同等の学内梅ブロック的立ち順位に降臨されました。次のエントリーは「悲報:英語ができない」になる予定です。

 

ファイナンシャルプランナーに相談してみるシリーズは、まだ相談が完了しておらず完結まではもう少しかかりそうですが、普通預金しかしていなかった共働き夫婦が、いかにFPにカモられて保険だの投資だの契約したかが綴られることになると思うので、情強の皆様におかれましてはワクテカしながら待機いただければと思います。

 

 

 

*1:初めて聞くとモラロジーって何ぞやって感じがしますが、別に怪しげなものではなく、道徳に関する学問のようなものだと認識してます

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