2021年、春。
ボーイくんは第一志望の私立中学に合格し、皆に祝福されて中学に通い始めました。制服にも電車通学にもすぐに慣れて中学生活をエンジョイしはじめた彼ですが、最初の期末考査で早速学年下位10％に転落。
パパとママは（経済的に）協力して、ボーイくんの困難に立ち向かいました。中学受験を助けてくれた家庭教師のてんていも、また助けてくれました。
皆さんありがとう(ﾉД`)
ボーイくんは元気です。私もなんとか元気です。
今は、2022年。どうにかこうにか 2年生への進級の目処が立ちましたので、数ヶ月ぶりの記事を投下しています。
ここまでのあらすじ
中学受験でも自発的に勉強することのなかった少年が、憧れの中学校に入ったからといって突然開眼するわけがないですよね。残念。
定期テストも最低限の勉強で乗り切ろうとした結果、成績も順当にほぼ最底辺、信頼と実績の梅ブロック民として1年間を過ごしました。
中学受験中に何度繰り返したか分からないセリフですが、
伸び代がいっぱい！！
と、学期末ごとに成績表を握りしめていました。
英語ができない
就学前から英会話教室に通わせたり、公文でも2年ほど英語を勉強したりして、そこそこ英語はやっていたつもりでした。
だから、少なくとも 1年生のうちは英語は苦労しないかなと思っていたのですが、あの投資は一体なんだったのか。
違う国の言語に全く興味がない様子で、もう、びっくりするほど綴りが覚えられません。English っていう綴りすら怪しい。
これは完全に私の負け惜しみですが、1年間見てきた感じ日本の中学の英語の学習方法はすごく効率が悪いと思う。
綴りが正確に書けなくても、文法がちょっとおかしくても、そんなのは後からついてくればいいんです。学校教育が「英語はきちんと話さなければ」なんていう意識を育ててしまうから、日本人は英語を使いづらいんじゃないでしょうか。
いまどきのワープロやメールソフトにはスペルチェック機能が付いていますし、仕事で正確な文書を書かなければいけないひとは grammarly みたいなサービスを利用してます。初っ端から restaurant とか spaghetti とか、文字数の多い単語の綴りをいっぱい覚えさせたりするから、子供たちは余計に英語が苦手になるのでしょう。
私がアメリカで英語ペラペラなメキシコ人に悪口をまくし立てられて何も言えずにいたときに、一緒に ESLクラスで英語を学んでいた中国人の友達が「これだけ言えれば大丈夫だよ！」って教えてくれたのは、
Get lost（消えろ）
と
Take a hike （失せろ）
でした。
中学英語も、こういう短い簡単なフレーズから書かせればいいのに。
その他の科目も微妙
そもそも、ボーイくんの勉強時間が足りないのが悪いのです。
中学受験では親が教材やスケジュール管理を完全に行なっており自走も何もなかったので、中学生活の滑り出しはボロボロでした。授業の科目数ががっつり増えてボーイくんの乏しい管理能力のキャパシティを超えてしまい、忘れ物ばかりだった1学期。
宿題のプリントはどこかにいってしまう。ノートは表紙を見てもどの教科のものか分からない。小テストは直前の休み時間にあわてて勉強する始末。
中間・期末考査は、1年を通して数学だけは平均点前後でしたが、それ以外の科目、特に地道な暗記が必要となる科目は、壊滅状態です。
Z会、東進ハイスクールの映像授業なども試しましたが、どれもいまいち伸びている感じがしません。
もうちょっと成績が悪かったら、進級基準も満たすことができずに 中2になれず*1 この記事もあやうく退学エントリーになるところでした。
じゃぁ何してたのというと
コロナ禍で部活も停止になることが多かったボーイくんは、だいたいゲームをしてました。この1年間にボーイくんがきちんと取り組んだゲームは、
スマブラ、スプラトゥーン、十三騎兵防衛圏、Diablo 3, Undertale, Civilization VI, Skyrim, Horizon Zero Dawn, Titan Fall 2, Among Us, Northgard, 真女神転生V, 月下の夜想曲, ロードス島戦記 Wonder Labyrinth, ARK, Mafia, Death Stranding, Fallout 4, Fortnite, Apex Legends, Vampire Survivors, Elden Ring, Friday Night Funkin' など。
どれも選りすぐりの良作ゲームであり、ゲーマーとしての教養や必修科目だったりするわけですが、「こんな風に一緒に遊んでくれるのも今のうちだけかも」とか調子に乗って私も一緒に遊んでしまい、成績を落としてしまって本当に申し訳ない(ﾉД`)
でも、十三騎兵防衛圏の展開に家族で息をのんだり、Apex であっという間に母のランクを追い抜く息子の背中を見送ったり、呪術廻戦の単行本を回し読みしたり、アンチャーテッドの映画を見に行ったりして、コロナ禍でも家族で日々楽しく暮らしました。
反抗期がきて私のことをクソババァと呼ぶようになっても、一緒に遊んだ日々を忘れません。
明日への輝かしい道
ゲームもしつつ、宿題や課題は毎日チェックし、定期テスト1週間前にはゲームは完全に封印して勉強を促し、なんとか乗り切った1年間でした。
もともと面倒見が良い学校ではないと想定してはいたものの、悪い成績をとってもこれといったフォローや補習もなく、思ったより相当面倒見が悪いことが心配です。
高校に上がるのにも一定の進学基準を満たす必要があるのですが、もし3年生の時点で進学基準を満たせるかどうかが微妙なラインだったら、高校入試に気持ちを切り替えようかなとも考えてしまいます。
現在通っているのは大学付属校であり、そのまま大学まで行けたら良いと思っていたのですが、ボーイくんが興味を持ち始めている分野でドンピシャな学科がこの付属大学にはありません。もし大学受験をするのであれば、（親としては）高校はここでなくても良いなと感じます。
とはいえ、良い友達ができ、優れた先生方に教えられ、深海魚ながらも日々楽しく登校できているので、ボーイくんがやりたいようにさせようと思ってます。
新しい家族の一員
「受験で受かったらもう1匹ねこを飼いたい」という約束は果たされました。
末っ子あまえんぼガールのスモアちゃんです。初めての女の子で、家族全員に溺愛されています。
余談：ファイナンシャルプランナーにライフプランを相談した結果
ライフプランを分析してもらって購入を始めた投資信託はこのご時世により -10% で運用中です。私の 401k （確定拠出年金）も、一番成長していたのは BRICs 系だったので、目も当てられません。
誰かタスケレ！！
*1:中学は留年制度はないので、進級できない→公立へどうぞということになります
