自己採点では可もなく不可もなくと判断した組分けテストの採点結果が、昨日更新されました。
自己採点では加算していなかった記述の部分点などが加算され、まずまずの結果となりました(*´Д`) まだ平均にも達してないけど、すくすくボーイらしいまっとうな成績であり、ママは納得です。コースでいうと、1つか2つアップ。下位ブロックの上の方くらいには上がるかなと予想しています。下の上ですよ。よくがんばった。
今回のテストでは、普段は安定している理科がいまいち奮わなかった分、これまでずっと点を取れずにいた国語が意外にも伸びました。漢字などの知識問題は相変わらずポロポロこぼしていましたが、なぜか読解問題で点を稼いでいたのです。しかも、男子が不得意そうな、不登校の中学生のクラスの女子の様子を描いた、なんとも微妙な心理描写の物語文が。
たまたまかもしれませんが、なにがよかったのかな〜と考えてみました。
冬休みに、Kindle Unlimited で本を節操なく読んだ
この冬休みは珍しく私がお休みをたっぷり取れたので、Kindle Unlimited に加入してみました。
ボーイがかねてより読みたがっていた「ぼくらの」シリーズも多数 Kindle Unlimited で読めることがわかったため、子供向けに設定した Kindle Paperwhite 端末に「ぼくらの」シリーズを三冊ほど入れてボーイに渡したところ、年末年始のおでかけの際に生じた空白時間に読みはじめ、思わぬ集中力であっという間に三冊読み終わり、おかわりを申し出てきました。
最終的に、この冬休みの間に、「ぼくらの」シリーズ 15冊くらい*1、「世界一クラブ1〜3」「怪盗レッド1〜5」「少年探偵響1〜3」などを次々と読破。紙の本でページを数えると、5000ページを超える活字を短期間で読んだことになります。いつでもどこでも読み始められる敷居の低さと、一冊読み終わったらすぐに次を読み始められる Kindleの手軽さが、ボーイの性格にマッチしたようで、公園でデイキャンしているときも、アウトドアチェアに座り2時間くらいじっと本を読み続けていました。
この経験というか慣れが、長文読解での文章を読むスピードの向上や、自分とは異なる立場の人の物語にも興味を持って取り組む意欲につながったのではないかと考えています。
なお、私が間違って子供の端末にもダウンロードしてしまった「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる 1」まであっという間に読んでしまい「こういうのもっとないの??」と催促されているところです。ラノベはまだ早いと思っていましたが、遅かれ早かれ、ゲーマーボーイは俺TUEEE系のラノベを読みだすことでしょう。だったら、親が検閲済みのメジャーなラノベを読ませようと思い、現在は「蜘蛛ですが何か?」をボーイKindleに配信しています。女子高生が主人公の私YOEEE系で始まるお話ですが、かなり気に入っているようです。
この冬は Kindle Paperwhite + Kindle Unlimited での子供の読書があまりにも捗ったので、「子供に渡す Kindle のおすすめの使い方」的な記事を別途書こうと思います。
個別指導が効いてきた
国語の偏差値ががつんと落ちた昨年の夏頃から個別指導を探し始め、10月ごろから1対1での個別指導を始めました。
そこでは、サピの偏差値を上げる・コースを上げることを目的とした指導ではなく、中学受験とその先も見据えて「勉強するということ」を教えていただいています。国語に限らず、社会・算数なども全方向カバーしてくださるので心強く、なおかつ大人の人と1時間落ち着いて会話するという経験自体が、かなり国語力の訓練になっていると思います。
うちのボーイは、言葉のヒヤリングが若干苦手です。耳から入る言葉での指示が通りにくいのです。
ハクスラの乱戦の中でランダムに現れるトレジャーゴブリンの笑い声を聞き分けて「どこかにゴブリンでてる!」と教えてくれたりもするので、決して耳からの情報処理が苦手なわけではないと思うのですが、人の会話は聞き間違えたり、正確に理解していなかったりすることがあります。語彙力の不足にも起因するのかもしれません。物語などの読み聞かせをするとじっと聞いてくれるのですが、あまり興味のない話は、理解しようとしていない節もあります。
この特性は学校生活に不都合が生じるほどのものではないのですが、先生が一方的に話をする学校や塾の授業などは、聞いていても言葉が左から右に流れていっているだけの可能性があります。それに対して、個別指導は1対1なので先生の話を聞かざるを得ない状況です。きちんとアテンションを貼って、大人の言葉を構文解析・意味解析しようとしているはずです。
長年プロの家庭教師をされているてんていは、こういったことを承知の上で、言葉を選んでボーイと話してくれていますので、ボーイの中で「大人の言葉」が蓄積しはじめているのかもしれません。
ロジカル国語のドリルから何かを学んだ
サピックスの国語のテキストは割と難易度が高いです。じっくり取り組めばとても良いテキストだと思うのですが、語彙力も読解力も足りていないボーイに取り組ませると、ひどく時間を要します。ですので、国語B(長文読解)は一旦家庭学習から除き(読み聞かせだけする)、くもんのロジカル国語ドリル(6年生)をやっていました。
このドリルは、見開き2ページで1回分になっていて、だいたい10分程度で終わります。ページをめくる必要はなく、問題も難しくはありません。一般的な記述や書き抜き問題が出題され、解答を書いた後に「どうしてその答えになったのか」を、ガイドに従い本文から書き抜きます。
ボーイはこれまで、国語の読解問題を「答えが曖昧な、ふわふわした科目」だと思って扱っていたのではないかと思います。でも、このドリルで「答えはこれです。なぜなら、文章にこう書かれているから」という解答ロジックを繰り返し訓練する手法が、理系ボーイに向いていたのかもしれません。
睡眠と糖分が十分とれていた
前回のマンスリーテストは前日の夜遅くまで勉強して撃沈してしまったことをふまえ、今回は前日は夜10時には就寝し、当日はいつものラムネを食べながらでかけました。
睡眠バフ、大事だわ。
次回もうまくいくとも限りませんが、国語への苦手意識がちょっと緩和されてコースも戻ったところで、良い新6年のスタートができそうです!
がんばれボーイ!
*1:「ぼくらの天使ゲーム」はこっそり除外しました