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2021年中学受験のサピックス梅ブロック男子を応援する母のブログ

「ペンギンは空を見上げる」

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少し前に、ノハナ母様のブログで、「ペンギンは空を見上げる」というご本が紹介されていました:

 

 

NASAのエンジニアになりたい小6の男の子が主人公のお話だということで、うちのエンジニア向き理系ボーイが共感できる内容かも。そのうち図書館で予約できるか、覚えておこうっと。

と考えて備忘録的に Amazon のショッピングカートに放り込んでおいたら、後日、ITパパが Amazon で買い物をしたときにこの本も一緒に注文されたようで、キャンプグッズと一緒に新品のご本が届いてまいりました(*´Д`) センキュー、パッパ。

ペンギンは空を見上げる (ミステリ・フロンティア)

ペンギンは空を見上げる (ミステリ・フロンティア)

 

 

手にとってみると、割と厚くて文字も小さい、普通に大人向けの本です。以前ボーイが食いついてきたマイクラの本と違って、今回はゲームをテーマにした話でもないし、読むだろうか・・・と少し心配していましたが、待ち時間の長いおでかけの際に暇つぶしに渡してみたら、すごい集中力で読んでいました。自分とあまり歳の違わない男の子の一人称で書かれた小説だったから、感情移入しやすかったのかもしれません。

読み終わるまで2日ほどかかっていました。読み終わった後、私に感想を告げるわけでもなく、その本を個別指導に持っていって、先生に「この本面白かった」とお渡ししたようです。*1 

その後でようやく私もこの本をちゃんと読みました。内容については触れませんが、
控え目に言って最高ですね。

私は男の子の母親なので、どうしても途中から主人公ハルくんの母親の方に感情移入してしまうことがありました。物語はハルくん目線で進行しますので、成長期の男の子の、母親に対するちょっとした反抗心や誤解のようなものを感じて、胸がちくちくしたりしました。もちろん、ボーイはずっとハルくん目線で物語を読んでいて、ハルくんに共感していたのではないかなと思います。

そういったお互いの感情移入ポイントや本の感想、最後に残った疑問のことなどは、ボーイとはすぐには話し合いませんでした。こういう物語は、読み終わってから自分の中で消化して反芻して、納得のいく感想を出せるようになるまで時間がかかるのではないかなと思います。

6年生の夏休みの読書感想文にちょうどいいかもしれないな、なんて思いました。

 

その後、「なんか他に面白い本とかない?」と言われて一緒に本屋に行き、ちょうど平積みされていた十二国記シリーズの第一巻上下を買って帰りました。学校で仲良しの女子がハマっていて、読んでみたかったのだそうです。母よりも先に、その日のうちにボーイが2冊読み終わりました。十二国記はこれまで手を出していなかったのですが、まさか子供に先を越されるとは。

典型理系男子ボーイは、学校の図書室からの本の貸し出し数もあまり多くなく、本を読むことがそんなに好きではないのかと思っていましたが、意外とそうでもなかったのかもしれません。いわゆる児童書が好きではないだけなのかも

思えば私も、オチの見えている世界の名作シリーズ*2説教くさくて描写の退屈な児童文学の本は全く好きではなく、赤川次郎やアガサクリスティなどのミステリー小説を読みはじめた小学校高学年頃に、初めて「読書っておもしろい!」と感じた覚えがあります。

ボーイもそういう時期なのかもしれないので、おもしろい小説やサラッと読めるラノベなどを本棚から探しておこうと思いました。そして、ちょっと不適切かもしれない本は、そっと排除しておかなければ。

 

*1:その後、先生もこの本を読んでくださって、以後のボーイの国語の指導などで、たびたびこの本の内容や主人公の成長などに触れてくださいます。ボーイの興味のあることを取り入れてくれて成長を促してくれる良い先生と出逢えました。

*2:ただし、シートン動物記は動物がどんどん残酷に死んでいくのがハラハラして大好きでしたw

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