ITママの Run Run Sapix (そして中学へ)

2021年中学受験のサピックス梅ブロック男子を応援する母のブログ

【併願校を紹介】麗澤中学・高等学校【給食バンザイ】

併願校を紹介しちゃうシリーズ第3回そして最終回は、我が家の第二志望だった麗澤中学です。

 

1月6日:第四志望の土浦日大(-15):特待合格
1月11日:第三志望の春日部共栄中学校 (-10):A特待合格
1月21日:第二志望の麗澤中学(-5):出願とは別クラスでのスライド合格 << ココ
2月某日:第一志望の東京校(+3):合格

※かっこの中の数値は、持ち偏差値とのおよその差です

 

麗澤は、ここが第一志望でいいのにって私が思ってた学校です。

今思えば、ボーイの持ち偏差値ならおよそ安全校だったこの学校での思わぬスライド合格が、その後の受験の流れを変えたように思います。

 

 

 

 

麗澤中学とは

千葉県柏市にある共学の中高一貫校です。

広大な緑の敷地に麗澤幼稚園・中学・高校・大学のキャンパスとモラロジー研究所*1の建物があり、近隣の住民(特におばあちゃん方)には昔から有名な学校です。
麗澤大学に進学する子は少なくて、普通に国立や難関私立を目指す進学校です。

 

とにかく広い!

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この学校を初めて意識したのは、なかなか成績が上がらずに落ち込んでた頃に、近場の首都模試の会場としてたまたま訪問したときでした。
待って待って、ここすごく素敵だしここなら行ける!!! って思ってその後も何度か訪問し、最終的に第二志望になりました。

 

私の中では第一志望相当に考えていたのですが、ここを第一志望だと公言してしまうと油断したボーイは勉強をサボり、ここにもどこにも受からなくなってしまうのではという恐れがあり、第二志望としました。

 

そんなにも気に入った理由を説明します。

 

理由1:給食が強い

私立中学はお弁当持参のところが多いですが、ここは完全給食制です。共働き家庭にとっては、すごいパワーワード(*´Д`)

大きな食堂があって↓みんなでいただきますします。

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ゴハンはおかわり可能で、育ち盛りの男子もおなかいっぱい食べて良いそうです(*´Д`)
お弁当だとどうしても食材が偏っちゃいますが、給食だったら色々なものをバランス良く食べさせることができるので、親にとっては理想的な環境です。

 

理由2:広大な緑と安全なキャンパス

最寄り駅の JR常磐線の南柏駅は、駅前に娯楽施設が殆どなくて、非常に綺麗で安全です。駅前からは東武バスに乗り、学校の敷地の前で降りたら、そこからは森のような自然の中を5分くらい歩いて校舎に入ります。

「通学ルートが安全であること」「校門を入ってからしばらく歩くこと」は、私と夫が重要視していた志望校の条件でした。
中高の6年間、きっと色々なことがあると思います。人間関係や学業の不振で、学校に行きたくないことも、傷ついて逃げ出したくなることもあるかもしれない。そんなときに、駅前のゲーセンでサボったりする代わりに、ちょっとさまよえる場所や隠れられる場所が学校の敷地内にあったら良いと思うのです。

麗澤には、日向も日陰も、森も芝生も薔薇園もあって、穏やかな良い環境だと感じました。

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また、モラロジー研究所があるためか、敷地内にはおばさま方やお年寄りがよく散歩をしていて、先生だけでない、穏やかな大人の目があるキャンパスであることも気に入っていた理由でした。

 

理由3:言語技術と道徳教育

麗澤の教育の特徴として、言語技術をとても重視しているところも好ましいと思いました。しっかりとした日本語の言語技術を身につけて、その上で英語を学ぶというのは、大事なことだと思います。

ボーイは作文が苦手です。そもそも、字を書くことからして、好きじゃないようです。でも、大学受験でも、大学入学後も、卒業後に理系の仕事についたとしても、文章で物事を伝える技術と言葉で人を説得する力というのは絶対に必要になってくるので、今からよっく訓練して欲しい気持ちがあります。

道徳教育が必要だと思ってキリスト教や仏教系の学校を検討していたのにジェダイ教信者として仕上がってしまったボーイには、特定の宗教に基づかない道徳教育を行っているあたりも割と魅力的でした。

 

 

 

ネックに感じたところ

そんなに気に入った学校でも、いくつか気になる点はありました。

まず、最寄駅からバス通学が必要な点。民間の東武バスが頻繁に走っているので時間的には不自由はないのですが、余分にお金はかかります。敷地の大きい大学附属校ってどこも高いのですが、ここも御多分に洩れず高めなので、余計に家計に響きます。

入学金の支払いが 2月3日までというのも、2月に東京の学校を受験する人にとっては、すごーく微妙に感じる日程です。

あとは、せっかく敷地が広い割にはプールがなかったり、ボーイが活躍できそうな部活がなかったりして、うちのようなインドア派男子は居場所があるだろうかという心配もちょっとしました。

 

 

おまけ:入試日の様子や感想

 

こちらのエントリー↓に書いたのが、入試日の様子や結果です。たった半年前のことなのに、もうすでに懐かしい(´д`※)

 

 

もともとは東大を目指す「アドバンスト叡智コース(AE)」というのに出願していたのですが、結果的にアドバンストには合格せず、一般「エッセンシャル叡智コース(EE)」へのスライド合格となったのでした。

実は割とショックでした。

赤本で過去問演習を何度かやった感じでは AE の合格点数にも届いてたし、ここまでの入試も勝ち続けてきたので、まぁいけるだろうとたかを括っていたところに「EE合格」のウェブ掲示。

準本命校に合格したにもかかわらず、天津飯が気攻砲でナッパを仕留めきれなかった時のような、焦りの空気が家族に広がりました。たぶん当時の私にも、「EE合格」ではなく「AE不合格」と見えてたんですよね。

翌週の第二回入試でもう一度 AE にチャレンジするかどうかを、決める必要がありました。今思えば私ばかりが迷走していたのかもしれません。

 

でも、その迷走のおかげで私も初心に返り、私たちの中学受験は「偏差値にとらわれず、ボーイに合った学校を選ぶためのもの」だったことを思い出しました。ボーイや夫と話し合ったり家庭教師のてんていに相談したりして、麗澤の穏やかな校風や教育方針の恩恵を受けるには EE コースで十分であり、AEチャレンジのために第二回入試で一日潰すよりは、残された時間の全てを第一志望の準備に充てるべきという真っ当な結論に辿り着けたのは幸いでした。

今思えば当たり前のことのように感じるのですが、入試の渦中では、本当に目の前の戦闘相手しか見えなくなくなってしまうのですね(;´Д`)  

 

 

以上をもちまして、併願校のご紹介シリーズは終了です。これから受験する方の参考になればいいなと思います。

最近、本業に精を出しすぎて忙しく、ブログの更新や巡回が滞ってしまいましたが、その間もボーイは楽しい中学生活を滑り出し、サピックスの頃と同等の学内梅ブロック的立ち順位に降臨されました。次のエントリーは「悲報:英語ができない」になる予定です。

 

ファイナンシャルプランナーに相談してみるシリーズは、まだ相談が完了しておらず完結まではもう少しかかりそうですが、普通預金しかしていなかった共働き夫婦が、いかにFPにカモられて保険だの投資だの契約したかが綴られることになると思うので、情強の皆様におかれましてはワクテカしながら待機いただければと思います。

 

 

 

*1:初めて聞くとモラロジーって何ぞやって感じがしますが、別に怪しげなものではなく、道徳に関する学問のようなものだと認識してます

【併願校を紹介】春日部共栄【いわゆる普通の中学校】

併願校を公開しちゃうシリーズ第二回目です。

 

偏差値に拘らず、好きな学校を受験してきた我が家の第三志望校は、埼玉県の春日部共栄中学校でした。

 

1月6日:第四志望の土浦日大(-15):特待合格
1月11日:第三志望の春日部共栄中学校 (-10):A特待合格 << ココ
1月後半:第二志望の千葉校(-5):出願とは別クラスでのスライド合格
2月某日:第一志望の東京校(+3):合格

※かっこの中の数値は、持ち偏差値とのおよその差です

 

正直、第四志望の土浦日大は勝てればいいという気持ちで出願しましたが、ここから先は、私がうちのボーイを通わせていただきたいと真に感じた学校です。

 

 

 

 

春日部共栄中学校とは

 

埼玉県春日部市にある共学の私立中学校です。どちらかというと、野球などのスポーツや音楽・芸術方面での活躍が有名な学校ですが、最近は進学にもかなり力を入れていて、国公立大学の現役合格を伸ばしています。

入試の難易度としては、サピ偏差値表の下の方に稀に載っていることがある程度の学校なのですが、じゃぁなんで私がこの学校に興味を持ったかというと、じつは私の夫、ITパパの出身校(高校)であり、初めて学園祭に訪問した学校だったからです。

 

ちなみに、ニコ動世代なら一度は Op 動画をみたことがあると思われるアニメ「らきすた」の舞台となった学校のモデルでもあります(確か作者さんが卒業生)

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聖地巡礼
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この学校はうちの子に合っているかもと思った理由は、こちらです。

 

 

理由1:きちんと青春

 

どっかの別の学校のスローガンみたいですが、勉強がそう得意でも好きでもないボーイには、せめて良い友達と出会い、楽しく充実した中高生活を送ってもらいたいと思っています。

4年生の頃に訪問した春日部共栄の学園祭は、まさに私が思い描いていた「日本の高校の学園祭」そのもので、リア充もオタ充も、それぞれの居場所で楽しくはっちゃけていました。

音楽あり、ダンスあり、脳筋による人力のメリーゴーランドありで、生徒たちはみなぎる体力で全身全霊学園祭を楽しみ、そして訪問者を楽しませてくれました。実はここが初めて訪問した学園祭だったので、当時は(中高の学園祭ってどこもこんなノリとパワーなのかな)と思っていましたが、後に訪問したいくつかの進学校・付属校の学園祭は、割とおとなしかったりお行儀良かったりで、こんなに男女仲良く生徒総出でパワフル全力投球って感じではなかったですね。

 

この学校は中学は1学年160名の募集ですが、高校になるとこれに加えてがっつり400人くらい脳筋が入学してくるので、とびきり ZENKAI パワーになるのでしょう。

 

なお、野球で有名な学校なので、特に甲子園シーズンになると文化系・体育会系に関係なく団結して応援に盛り上がると夫に聞きました(コロナ前の話です)。球技にはは全く縁のないインドア派の我が子でも、そういうお祭り騒ぎに巻き込んでもらえたら、高校時代の思い出として最高だと思います。

 

理由2:がっつり特待

とはいえ、「楽しそう」だけで私立中学を選ぶわけにはいきません。私立中高一貫は、なんびゃくまんえんの投資ですので(;´Д`)

でも、春日部共栄には、サービス満点の特待制度がありました。

下記は2021年の内容ですが、入試各回の合格者の上位20% に特待制度が用意されていました。

A特待:3年特待(入学納入金、授業料、維持費 3ヶ年免除)
B特待:1年特待(入学納入金、授業料、維持費 1ヶ年免除)
C特待:入学手続き納付金免除

 

A特待をとれれば、入学費用だけでなく、3年間の授業料も免除です

3年間タダって金銭的にすごく大きいです。

 

ちなみに、入試そのものもかなりの親切設計になっていて、受験料は 23000円だけで、何回でも受験が可能。合否や特待内容も、その日の夜にウェブで発表されます。本気で特待狙いで行くのであれば、同日の午前・午後含め、特待取れるまで入試を何度も受けるという手もアリです。

また、1月上旬の入試にもかかわらず、入学手続き(=決断の時期)は 2月8日までと期限が長いのも、併願校として素敵なポイントです。

初のコロナ禍での中学受験、緊急事態宣言だの濃厚接触だの、入試がどうなってしまうのかも見通しのつかない中で、我が家は「とりあえず1月上旬に春日部共栄で特待を押さえられたら、その後の社会情勢がどうなっても最後に笑っちゃうのはあたしのはず」という感じで受験しました。

結果、ボーイは A特待(=3年間タダ!)を取ることができ、第一志望の合格が決まるまでは、第二志望と春日部共栄のどちらに行くかを散々悩みました。

 

理由3:そして国立大へ

おもしろい学校なのは分かるけど、進学実績的にはどうなのというところであります。

中学ではある程度きちんとお勉強をした受験生たちに囲まれていても、高校でやきうのお兄ちゃんがいっぱい入ってきたら、文武両道の「文」の部分が薄まってしまうのでは、と懸念しましたが、一応、中学から入学する中高一貫コースの子と、高校から入ってきた生徒たちは、カリキュラムが違うので同じクラスにはならないそうなのです。

「文」の部分をしっかりするためにも、中高一貫コースの子はがんばって育成してくれるのかなという期待感がありました。

学校的なボリュームゾーンの進学先は GMARCH ですが、現役で国立大への進学に力を入れてるあたりが好感度が高いです。中学を特待で通えたら教育費がだいぶ浮くので、その分を高校以降の塾に潤沢に振れるな……とか思い描きました。

 

 

ネックに感じたところ

うちが一番ネックに感じたのは、通学でした。特に、バス通学の部分です。
春日部駅前から専用のスクールバスが出ているのですが、これが中学高校で時間が分かれていて、(今も同じか分かりませんが)朝のスクールバスは中学生が 7:50 と 8:00 と決まっていました

電車通学をしていると、事故やら天候やらで、15分くらい遅れることは結構あると思います。そういった場合は高校生と一緒のバスで通わせてもらえるとは思うのですが、間に合わないたびに辛い思いをするのではないかなと心配しました。

 

 

おまけ:入試日の様子や感想

入試の日、春日部共栄の校舎で受験してきた感想です。

埼玉の冬はびっくりするほど寒い。待機する大人は、本気の防寒装備が必要でした。私はホッカイロとか持っていったのですが全く足りず、夫の白金カイロにも着火して暖を取りました。

春日部共栄は試験中の待機場所が体育館なのですが、靴を脱いで上履きやスリッパに履き替える必要があるので、薄いスリッパだと足が死にます。そこらかしこにストーブもありましたが、天井が高いので非常に寒かったです。何なら狭い廊下の方が暖かいくらい。

学校近辺には畑しかありませんが、試験時間中も春日部駅間のスクールバスは定期的に出ていたので、私は試験開始から少しして春日部駅にバスで戻り、駅前喫茶店でぬくぬくと過ごしてから学校に戻りました。

予定では 1月11日の午前・午後で受験する予定でしたが、午前を受験したボーイから「大丈夫だ。問題ない」とヒヤリングしたので、午後は受験せずに帰宅しました(連絡なしでドタキャンありです)

 

 

最終的に、2月の第一志望校の合格が確定した後に入学辞退のお電話をすることになりましたが、春日部共栄に通う世界線でも全然アリだったと思います。

 

サピックスにいると、サピの偏差値表に書かれている学校が全てみたいな感覚に陥りますが、サピ偏差値表には書かれていない良い学校もいっぱいあります。サピ偏差値表に書かれていない学校というのは、サピ生なら偏差値を気にしなくても勝てる学校なのです。梅ブロック民でも素晴らしい学校が選びたい放題なので、偏差値は気にせずに色々な学校を見て回ったら良いと思います。

 

【併願校を紹介】土浦日大中等教育学校

中学受験から3ヶ月。
辛かった日々もすっかり喉元を過ぎて、入試のことも遠い思い出のように感じられるようになったので、2021年中学受験における我が家の併願校を公開してこうと思います。

今回は第一弾ということで、1月6日に受験した土浦日大について書きます。

 

1月6日:第四志望の土浦日大(-15):特待合格 <<ココ
1月中盤:第三志望の埼玉校 (-10):特待合格
1月後半:第二志望の千葉校(-5):出願とは別クラスでのスライド合格
2月某日:第一志望の東京校(+3):合格

※かっこの中の数値は、持ち偏差値とのおよその差です

 

 

土浦日大とは

土浦日本大学中等教育学校です。名前の通り、日大の付属校です。進学実績は、半数強が日大に進学、あとは外部の私大や国立大、海外大といった感じです。茨城県土浦市にあります。つくばエクスプレスの「つくば」駅や、常磐線快速の「土浦」駅からスクールバスで通います。

「えっ、そんな学校あった? 偏差値は?」って偏差値表を取り出したそこのサピママさん、サピックス偏差値表には書いてないので見ても無駄です。

私も、家庭教師のてんていに教えていただくまでは、そんな併願パターンがありえることすら知りませんでした。

サピ偏差値表に載っていない学校が見えないことは、サピックス下位コースの弊害かもしれないですね。

 

 

そんな土浦日大を併願校に選んだ理由について、以下に綴ります。

 

 

理由1:早くエンジンをかけたかった

うちは東京の東側に住んでいて、埼玉&千葉も通学圏内だったため、1月から幅広い偏差値帯で受験が可能でした。

お正月特訓のあと、もう模試もない状況で緊張感が途切れてしまったらダメだと思ったので、ボーイに入試本番の空気を感じてもらいエンジンを押しがけするためにも、1月6日の土浦日大の出願を決めました。

終了組の方はわかるかと思いますが、12月前半に最後の模試が終わってからの空白の時間は、親も子も自己との戦いになります。学習が停滞してしまうことも、繰り返しの模試で訓練した「当日朝の心構え」「会場に向かう電車の中での行動」が風化してしまうことも避けたかったので、1月から2月の本番までは、2週間空けずに入試を入れていくスケジュールを組みました。

 

あと、新型コロナのパンデミックによる想定外の事態への対応というのも、幅広い日程&偏差値で併願スケジュールを組んだ理由の一つです。

子供本人がコロナに罹患していなくても、コロナ感染者の濃厚接触者になってしまったり、家族が濃厚接触者になってしまっただけでも入試を受験することができない学校もありました。入試日程を1月初旬から2月上旬に満遍なく散らすことで、どんなことになってもなんとか一校は受験できることを目指しました。

 

 

理由2:最初は絶対に合格が欲しかった(あわよくば特待も)

とにかく初戦は合格が欲しかったので、絶対に勝てるところを選びました。

サピックスの偏差値表には載っていないので見落としている方も多いと思いますが、日大の地方付属校はサピ下位コース民でも特待合格が十分狙えます。うちは第一志望校も大学付属校を狙っていたので、初戦で「大学付属校に合格したぞ!!(しかも特待!すごい!!)」という成功体験をして、嬉しさを感じて欲しかったのです。

入試の種類はプレゼンとかコミュニケーションとか色々と用意されていますが、ガチ受験組のサピ生が最も有利なのは、四科目の一般入試です。対策は、四谷大塚の過去問データベースで公開されていた過去問を、1回分やっただけです。

 

ちなみに、一般合格だと1月15日までに入学金を払わなければ入学を確保できませんが、特待合格すると入学金の納入が免除となるため、 2月5日まで入学手続きを待ってもらえます。また、特待合格生向けの入学説明会などもあったりして、サピではずっと下位コースだった我が子も、こんなにも認めてもらえるのか……!と、ママも子も承認欲求がぐいぐい満たされます(´д`※)

 

 

理由3:入試会場へのアクセスがよかった

日大の地方付属校は、首都圏のイベント会場や日大キャンパス等で首都圏入試を行ってくれるところが多いのです。

土浦日大の学校外入試会場は、上野から常磐線快速で 45分ほどの取手駅前から 5分の取手ウェルネスプラザという貸しホールの受験会場でした。試験会場へのアクセスの良さが抜群だったのです。

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日大の付属中には他にもそういった学校が割とあって、例えば宮崎日大なんかは1月17日の首都圏試験会場が世田谷区砧の日大キャンパス・千代田区神田の日大キャンパス・慶應義塾の日吉キャンパスとなっていて、1月の併願校の選択肢が少ない東京の西側や神奈川勢には向いているはず。(でも、なんで慶応??)

 

 

 

以上が、我が家の初戦に土浦日大を選んだ理由でした。

校風について触れていないのは、この学校だけは実は一度も訪問をしたことがなくて、パンフレットや説明会動画でしか印象を知らないからです。でも、合格後に送られてきた配布物などはとても充実していて、日大の付属校の一つとしてしっかりとした進学教育を行っていることは十分に伝わってきましたので、うちの子を任せてもいい学校の一つかなとは思っていました。

 

ちなみに、土浦日大の受験直後に書いていたエントリーはこちらです(´д`※)  3ヶ月前のエントリーなのに、はるか昔のように思える……

 

 

 

 

戦果のご報告と、元気を分けてくださった皆様へのお礼

ボーイの受験を応援してくださった皆様、本当にありがとうございます。

 

ご報告が遅くなりましたが、

 

もうダメだと落ち込んでいたボーイが、合格発表画面の見えた瞬間、文字通り飛び上がって、

「ウソでしょ?!」
「本当にそれ僕の番号??」
「まるで自分のことのように嬉しい!!」

と、踊り狂う有様でした。

 

以下、戦歴です。カッコ内は、持ち偏差値との差の推測値です。

1月前半:第四志望の某地方大学附属校(-15):特待合格
1月中盤:第三志望の埼玉校(-10):特待合格
1月後半:第二志望の千葉校(-5):出願とは別クラスでのスライド合格
2月某日:第一志望の東京校(±2):合格

 

実力相応校までしか受験しなかったと言うこともありますが、全戦全勝での受験終了となりました。

サピックスに通っていると、自分の持ち偏差値+5〜10 の学校にチャレンジするのは当然という雰囲気になりますが、友達との遊びやゲームを我慢して受験勉強に打ち込むこと自体が、うちのボーイにはビッグチャレンジだと思ったので、それ以上の負荷をかけることはやめました。だいたい、精神的に幼く、静かに書き物をすることも好きじゃないボーイには、格上の学校は向かないと感じます。

念願の第一志望校は、サピックスオープンや首都圏模試では 80% を出したこともある学校でしたが、今年の合格者最低点は例年よりも高く、過去問でもほとんど出したことのない点数でした。紙一重の合格だったかもと思います。ボーイの合格を祈ってくださった皆様の超常的なお力に感謝いたします。

 

サピックスではずっと下半分の梅ブロック(たまに竹)で、上には上がいることを常に思い知らされ続けてきたボーイですが、
君を熱望してくれる学校もある。
戦う場所を選べば勝てる。
努力はちゃんと力になっている。
ということを感じられる受験にすることができて、本当に幸いでした。

 

 

実は、こういった幅広い偏差値帯で志望校を選んだのには、もう一つ理由がありました。
(病気ネタが苦手な方は、ここでお帰りください)

 

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ほっぺモチモチボーイが小学2年生の頃、私に悪性腫瘍が見つかりました。

早期の発見でしたが、手術と同時化学放射線療法で数ヶ月間入院することになりました。髪も抜けずにスルッと完了したため、一部の親しい友人や職場の上司以外は、私の長期の不在も「切迫早産入院からの残念な結果だったのかな」くらいに思ってたかもしれません。ボーイもいまだに「昔ママがなんかの病気で入院していた」としか知りません。

 

ボーイの成長を見届けられないかもしれない。
そう考えた時、せめて、良い学校で心穏やかに教育を受けられるように準備をしたいと思いました。
公立の中学校に入学したらきっと内申点は取れないであろう我が子の将来について入院期間中に色々と考えた結果、まずは中学受験させることを決意しました

私の病気は、早期発見の場合 5年生存率が 80%ほどなので、実際はそんなに心配しなくても良かったのかもしれません。でも 「80%」という確率は、例えばこれを「合格率80%」と読み替えると「まぁ大丈夫だろうけど、絶対とはいえないし、併願プランは用意せねば」という感覚であることは、中受界隈の皆様にはご理解いただけると思います。

 

なんだかんだ、手術から4年経っても転移や再発はなく落ち着いていますが、志望校は、もし在学中に私が再入院してしまっても困難が少ない学校を選びました。

志望校の一校は大学附属校で、大学受験や通塾の心配なく、大学まで進学できます。
もう一校はパパの母校で、もし私に何かあってもパパのサポートが期待できました。
もう一校はとても面倒見がよい進学校で、道徳教育にも食事にも安心感を感じられる学校でした。

 

こうして厳選した志望校のうち、どこに決まってもOKでしたが、中でも特に家族全員が素敵だと感じた学校への進学が決まったことで、かなり気持ちが楽になりました(*´Д`)=3  受験が終わり、ボーイとマイクラで夢の豪邸を作って遊んでいたら、ボーイがいいお顔で

「僕、受験して本当によかった。ママは料理苦手なのに悪いけど、新しい学校でお弁当が要る日は、いつものママの適当弁当でいいからよろしくね」

と言ってきました。しゃーない。あと10年くらいなら、私も大丈夫でしょう。適当弁当でも、適当チャーハンでも、好きなものを作りましょう。せっかく食堂がある学校選んでるのに。

 

そんなわけで、我が家の中学受験は大団円という形で終了いたします。
ここまで見守ってくださった皆様、本当にありがとうございました!!

 

なお、ブログはまだ最終回ではなく、もうちっとだけ続くんじゃ。

 

2月某日、本命校第一回受験日の記録

2月某日。

 

 

前夜

10時ごろにはベッドに入ったのに、浅い眠りと覚醒の繰り返しでいまいち眠れませんでした。「初めての入試じゃないし」「合格をいただいた千葉校もあるし」と思っていたにもかかわらず、第一志望校の入試直前にになって、こんなにも緊張するとは

 

ボーイも夜 9時には部屋に入って就寝したはずでしたが、なかなか寝付けず、結局眠りについたのは4時ごろだったとのことです。起床時刻になんとか起きてはきたものの、ひどく不機嫌でした。合計2時間も寝られていないとか。

 

あ〜今日こそ睡眠が必要だったのにヤッチャッタな、と思いつつも、「大丈夫。徹夜テンションの方が集中力高まるフォイ」と、女優スマイルで言ったつもりの自分が完全に徹夜テンションで、朝ご飯の後に無駄におにぎりまでこしらえてしまいました。これまでは温存してきたサピックスの Vバッジをリュックに着けて、出発です。

 

電車

久しぶりに降った大雨で、電車の中は蒸していました。混雑した電車に乗るや否や、ボーイのメガネが真っ白に曇ります。

「もしかして、東京校に通うというのは、連日この混雑した電車に乗ると言うことでは?!」

このタイミングで、千葉校との差に気づいてしまったか。しかも、実はコロナ禍ゆえにこれでも平常より混雑度は低い方なんだよ。こんなことでモチベダウンしちゃったら嫌だなと思いながらも、「大丈夫。読書くらいはできるから」と軽く説明。私も同じ電車で高校・大学と通いましたが、割と慣れるものです。

 

学校

学校の周辺は、静かでした。
塾の応援もなく、模試の時のような雰囲気なのはこれまでの入試と一緒ですが、ボーイ曰く「これまでと全然違う。緊張がすごい」と。他にかける言葉もなかったので、いつも↓通り、「大丈夫。問われたことに答えておいで」と言いました。

 

戦闘開始

これがうちの天下一武道会、本戦

甘えることも振り返ることもなく、校舎に入って行く天津飯ボーイを見送りました。

ボーイの周りの戦士たちは、皆すごく強そうに見えます(;´Д`)  特にVバッジをつけてる子は、ほぼほぼサイヤ人でしょう。小柄で弱そうに見える子だって、きっと何らかの必殺技を隠し持っているに違いありません。

 

でも、きっと大丈夫。ボーイには、たくさんの味方がついています。
器用なパパと強運なママの遺伝子は、そこだけなら地球人最強レベルの時間配分と出題運のはずです。
レベルキャップ上限近くまで算数の力を上げてくれた家庭教師のてんていや、恐怖のSS単科特訓をしてくれたサピックスの社会の先生も、きっと試験中に解法のヒントを囁いてくれるはず。
ブログやツイッターで、まるで自分の甥っ子のようにボーイを応援してくれている皆様、どうかどうか、ほんのちょっとずつだけ、ボーイに元気(=点数)をわけてけろーーー!!

 

なんて祈りながら、学校近くのファミレスでコーヒーを飲み続けて待ちました。
Kindleにラノベをダウンロードしてきましたが、物語を集中して追うことができず、ただただロジックだけに無心になれるパズルを解き続けました。

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試験終了

ファミレスから出た頃には雨はすっかり止んでいて、青空が広がっていました。

校舎から出てきたボーイは、力ない苦笑い。

「いや〜〜 微妙。算数が、思ったより解けなかった。理科でもちょっとやらかしちゃった。これはダメかも

 

まじかーーー、頼みの綱の算数が……と、がっかりしながらも、落胆を顔に出さないように、そして何がどれくらいできなかったのかをこのタイミングでは聞かないように、ぐっと我慢です。

「大丈夫。もし今日がダメでも、入試はもう一度あるから。今回はそっくり模試みたいなものだと考えて、結果が出るまでは第二回に向けての対策を続けていこう」

すぐ家に帰りたくなかったのか、外食をしたいとボーイが言ったので、学校の近くでお昼ご飯を食べました。トマトを使った料理の、酸っぱい味だけを覚えています。

 

 

帰宅後

帰宅してからもしばらくは悶々と過ごし、1時間くらい時間をかけてようやくボーイが持ち帰った試験問題を開きました。

てんていが言っていた通り、やっぱり最後の最後でネックとなったのは平面図形の問題でした。サピの下位コースでは、演習量・パターンが足りないと言われていたものです。

私はもう深く考えることができず問題に歯が立たなかったので、在宅勤務パパを引っ張り出して一緒に問題に取り組んでもらい、30分くらい格闘した末、どうにか効率の良い解き方を構築。後日の第二回の入試で類題が出ても大丈夫なようになりました。

 

少しずつ元気の出てきたボーイは、他にも間違ったと思われた問題を解き直し始め、「あ、ラストの問題、不安だったけど意外と合ってた。ラッキー」なんて笑ってました。

 

その一連のすったもんだを、私は横でぐったりしながら眺めていたのですが、話が進むにつれて、

もしかして

「算数が思ったより解けなかった」って言ってたのは、
その平面図形の最後の方が解けなかっただけ??

だとしたら、

算数は、8〜9割解けてるんでは??

 

と、光明が見えた気がしました。

ボーイの受験校は、満点阻止問題みたいなのは入っていますが、うまくいけば算数は高得点が可能です。他の科目で合格点に -15足りなくても、算数で +15 すればいい。例年、算数の合格者平均点は70%くらいだったと思うので、そこで 85%を取れていれば、90% を取れていれば……!

 

 

長い長い1日でした。
ここ数年で、一番長い1日でした。
ここしばらく取り組んでいたパズル本を解き終わりました。

とことんスリザーリンク3

とことんスリザーリンク3

  • 作者:ニコリ
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  • メディア: 単行本
 

 

【6年生】 勝って兜の緒を締める子ならママは苦労しないのよ【1月後半】

埼玉受験に合格したことで、天狗ボーイが有頂天です。

 

 

 

踊る阿呆に見る阿呆

ここにきて、さらに身長が伸び、靴のサイズが上がりました。ヒョロっとしてる割には、足元も軽やかに小躍りしています。

初戦の合格により、見事に天狗になりました。少年マンガのバトルものみたいに、少しずつ強い敵に挑む形の受験スケジュールを組んでいるので、最初は勝てて当然なのですが、意外に高価な特待が取れて嬉しいようです。ママも嬉しい。

今はコロナ予防のために学校は登校停止しているため、学校で合格を言いふらすような愚行を防ぐことはできましたが、家の中ではスキップ移動し、猫の水をひっくり返して叱られています。

 

初戦の勝利で自信をつけてもらうという目的は果たせましたが、ちょっと油断しすぎではと母は危機感も持ち始めました。

 

 

千葉受験の朝、電車トラブル

勝利に酔ってふわふわしたまま、千葉受験に突入。受験した学校は、模試や説明会で何度も訪れたことがあり、私も気に入っている学校でした。

自宅から距離は離れていますが、下り電車で座って通学できる場所にあり、埼玉校よりも乗り換えの回数も少なく、準本命と言って良い学校です。

赤本を使った過去問演習でも相性良好で、合格者平均点を割ったことがなく、受験日も複数回用意されていましたので、まぁここはコロナ感染などの予期せぬトラブルさえなければ、受験すれば受かるだろうと高をくくっていました。

 

果たして迎えた、入試日の朝、まさかの電車トラブル
最寄り駅に到着した時点で電車が大幅に遅延しており、現地に到着するかも分からない状況になっていました。

駅に鳴り響くお詫びのアナウンスにかぶせるように
「ママ、これ何があったの? どうするの?」
と矢継ぎ早に話しかけてくるボーイ。

黙ってコアプラスでも読んでろ

と叫びたい気持ちを押さえて、

「大丈夫。もし電車の遅れが原因で遅刻になっても、私たちだけじゃないだろうから、きっと学校側で配慮をしてくれるよ」
と答えつつ、万が一のための学校の電話番号の確認と、復旧目処の確認で鉄道会社のツイッターアカウントの検索に忙しいママ。

 

その後、電車が動くのをもどかしく待ち、何とか無事に学校に辿り着きました。

準本命校ということでいつになく緊張しているボーイは、入試会場の入り口に着くと、黙ったまま私を振り返ることもなく、前に進んでいきました。

 

 

千葉受験の結果

試験が終わった後、なんだか苦笑いみたいな顔で会場から出てきたボーイ。

算数では、解けない問題が一題あったものの、見直し・解き直しの時間も取れたので、まぁ大丈夫だろうとのこと。ただ、国語で基本的な漢字が書けていなかったり、社会も分からない問題があったりと、これまでほど「俺 tsueeeeeeeee」感がなかったようです。

受験校の難易度が上がっていってるのだから、当たり前なのですが。

 

結果は、出願していた特進クラス的なところには入れなかったものの、
でした。

 

やったーーーこれでもう進学先に不安はない!! 
合格をくださった学校様、ありがとうございます。
今からでも御校にかけつけて校庭を駆け回り、サックスで高らかに校歌を吹き鳴らさせていただきたいところですが、ご近所に迷惑をおかけしそうなので自重します。

 

……と、喜びつつも、過去問では合格者最低点をほぼ常にクリアできていた特進クラスに入れなかったことが少し心に引っかかります。もしかして初戦の勝利に慢心して、サボって学力が落ちてきているんじゃないだろうかという漠然とした不安に苛まれました。

 

 

ITパパの言葉

千葉校の受験日は複数回あり、 一度合格を取った子でも、第二回の入試で特進クラスや特待チャレンジの再戦をすることも可能でした。ボーイも、「もう一度受験したら、特進クラスに入れるのでは」と言い出し、再戦ムードが高まってきたとき。

 

夫の冷静な一声。

 

「その特進クラスって、ボーイに向いてないのでは?」

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いまさらそこ?! と思いつつも、今いちど学校の説明会資料などを読み返して、はっとしました。

特進クラスは、難関国立大学への進学に向けて宿題の量も多く、勉強合宿などもあり、学習量多めのカリキュラムが組まれているのですが、ボーイには難関国立大学をぜひ目指して欲しいと思っているわけではなかったのです。

 

平和な学校で 6年間のんびりと勉強や部活をしつつ、自分のやりたいことを見つけ出し、適切な学科のある大学に進学して欲しいと望んで中学受験をしていたはずだったのに、親子ともに「偏差値的に特進クラスを狙えそう」といったトロフィー感覚で再戦してしまうところでした。 

ここまでサピックスでやってきて何ですが、ボーイは勉強が嫌いです。中学入学前から「特進クラス用課題」をどっさり渡されたら、いきなり学校が嫌いになりかねません(;´Д`) 

 

結局、ボーイともよく話し合った結果、特進チャレンジの再戦は申し込まず、第二回入試の日は第一志望校の過去問演習にあてることにしました。特進クラスに再チャレンジしなくて本当によかったのかな、といまだ迷いを見せる私に、

「大丈夫だよ。どういう結果になっても、良いようにしかならないよ

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と夫が言ってくれました。

 

ほんとうだ!Σ(゚Д゚)

特待合格をくださった埼玉校、アクセスの良い千葉校、そして第一志望の東京校。ここまできたら、どういう結果になっても、良い結果にしかなりません。

 

大団円は近い!!

と、自分に言い聞かせつつ、ソワソワする日々です。

【6年生】入試直前期のサピ下位ボーイが取り組んでいること【1月前半】

直前期というか、初戦は終わったところですが(*´Д`)=3

サピの偏差値表の下の方に載っているかいないかくらいの学校ですが、思い入れのある学校からをいただくことができました。

ありがとうありがとう!!(*´Д`)   

これで、もし明日コロナにかかって今後の受験ができなくなってしまっても、ITママが失業ママになってしまっても、安心して通える中学ができました。

 

足場が固まったところで、あとは第一志望に向けて勉強するのみ!
サピの下半分で元気にビチビチ跳ねてるボーイが、
・サピのテキストには問題の偏りがある
・サピの教材は上位校向けのものが多く、今すぐ最低限必要な「ザ・基礎」が見えづらい
・もう入試まであまり時間がない

という状況を踏まえ、直前期に取り組んでいる勉強の記録です。

 

 

 

国語

小説は大好きで多読だけど、読解力が低いという、典型的なラノベ系オタクです。

ここまでくると、長文の読解や記述の得点は、もはや運任せ。サピの授業は真面目に受講していますが、それ以外に時間をかけるのはやめました。

知識面だけはきっちりせねばと、サピの土特や冬期講習で配られた「語彙力完成プリント」をどんどん解かせています。

漢字も苦手なので、中学入試 でる順過去問 漢字 合格への2610問 を終えた後、今はこちらに取り組んでます:

 

このドリルの良いところは、ドリルにそのまま書き込めて、さらに問題の直下に答えが書いてあることです。この時期になると、もう分からない漢字を解答集から探して「これか~」とか言ってる場合じゃないんですよ。目を落とすと下の方に答えが書いてあるので、とにかく回すのが早い。間違えた漢字も記録しておけるので、復習しやすいです。

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算数

算数は、家庭教師のてんていの厳選による過去問学習メソッド↓ を続けてきたことにより、かなり力がつきました。

おかげさまで、算数だけは平常・SSともにコースのトップをほぼキープしており、過去問でも得点源なのですが、どうやら図形問題で点数を落としがちだとてんていにご指摘いただきました。

てんていの見立てによると、サピの算数のテキストは、問題の種類や解き方に意外な偏りが出るそうです。たとえば、てんびん算を使用した解き方は殆ど使わなったり、平面図形の問題のバリエーションが少なかったり。

サピックス仕様に仕上がってきたボーイは、「サピで見たパターン」の算数の問題はスッと取り組むことができるのですが、初見の図形問題でどこに補助線を引くかなどの思考力が弱い傾向にあるそうです。

より幅広く算数の出題に対応できるようになるために、サピ外のジェネリックな問題集として ↓ こちらをお勧めいただき、取り組んでいます。

中学入試 算数図形問題完全マスター ハイレベル

中学入試 算数図形問題完全マスター ハイレベル

  • 発売日: 2020/06/19
  • メディア: 単行本
 

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学校名が載っているので挑みがいがあるのと、割と詳しい解説が本文に書いてあるので一人でも取り組みやすいところが良いです。

もちろん、毎日の基礎トレと、サピの授業で扱った問題の直しも、地道に続けています。

 

ちなみに、家庭教師のてんていの算数の授業は、解説動画が販売されています。「あのボーイくんを仕上げてきたてんていってどんな人?」って気になる方は、よかったらこちらをどうぞ↓

 

理科

理科は、昔は得点源だったのですが、今はパッとしません。でも基礎はできていて大きく失点する科目でもないので、平常テキストのデイリーステップやコアプラスを繰り返し読んで、暗記項目を忘れないように励むことで、なんとか対応しています。

 

社会

電車にも新幹線にも関心がないタイプのオタクです。地理がいまだに微妙です。漢字も苦手なので、用語は知っているけど漢字が違っていて失点してしまう。

サピの授業や SS の単科でかなり仕込まれたのでだいぶ書けるようにはなってきましたが、それでもまだ基本的なところを分かっていなかったりするので、今更ながら基礎固めで、こちらの白地図をてんていに教えていただきました。 

 

漢字のドリル同様、社会が壊滅的に弱い子は、サピの白地図トレーニング帳なんて与えても答えの冊子から写し書きするだけなんですよね(;´Д`)  だったら、このドリルはなぞり書きの部分もあってスピードが稼げますし、最低限覚えなきゃいけない箇所に印がついているので親切です。

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過去問演習

志望校の過去問は、第一志望に集中して、2周目を少しずつやっています。もう問題文のコピーは取らず、解答用紙だけを拡大コピーして、赤本から直接問題を解かせています。

 

ここまでくると、もう頭の中に新しい情報が入る余地はなくて、すでにインプット済みのことをどうやって高速に正確にアウトプットできるかの勝負になってきました。

一応エンジンはかかったものの、まだゆるゆると暖気を続けているようなボーイですが、入試の瞬間に最高速を出せるように体調管理に励みたいと思います。

 

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