少し前に、「日本のすがた 2019」という子供向け社会科資料集について書きました。
内容がとても面白かったので、ボーイが生まれた 2008年版の「日本のすがた」をAmazonのマーケットプレースで古本で買ってみました。
2008年前後って、何をしてましたか。
確か私は、妊娠後期は足がすごく浮腫んで無味の納豆しか食べられなくなり、ボーイが生まれたら生まれたで保育園探しやら事務手続きやら保育園落ちたストレス*1 やらで蕁麻疹が出たりして、まぁ社会情勢どころじゃなかったですわ。
ということで、「日本のすがた 2008」から、あの頃の様子を確認してみます。なお、2008年発行の冊子なので、主な情報は2007年までのものですね。
巻頭には、福田政権、年金問題、食品偽装などの写真が。他にも、「かぐや」による月探索や、新潟県中越沖地震などの写真が載っています。リーマンショックや東日本大地震で打ちのめされる以前の、日本の未来に対する漠然とした不安や不満でモヤモヤしていた頃ですね。
さて、2008年ごろというと、まだ初代 iPhone が発表された直後あたり。10代の人たちの自由時間の過ごし方にスマホという選択肢がありません。私はニコニコ動画と Final Fantasy 11*2に時間を費やしていた覚えがあるのですが、ニコ動ってまだあの頃は 10代向けではなかったかもしれません。ドーマンセーマン!
そういったゲームや動画を楽しむためのブロードバンド契約は、当時はケーブルテレビ、光ファイバー、ADSL などだったようです(画像左)。ちなみに、2019年版のブロードバンド契約数の情報は、固定系と移動系に分かれていました(画像右)。ここ10年で、移動系の高速ブロードバンドが劇的に発達したんですねぇ。
財政のグラフを比較してみると、歳入の円グラフで所得税と法人税のポジションが入れ替わってるみたいです(左が2008、右が2019)
国内の原子力発電に関する資料も、東日本大地震の前と後では扱いが違いますね(;´Д`) (左が2008、右が2019)
貿易相手国としては、2019年はイランとオマーンがグラフから消えていますが、それ以外はあまり大きな違いがなさそう。
キリがないので、この辺で締めます。
10年前の日本との比較、なかなか面白かったです。できれば 5年後・10年後も「日本のすがた」が出版され続けていたらいいなと思うので、忘れない限り、毎年買っていこうと思います(´д`※)
日本のすがた 2019―表とグラフでみる社会科資料集 「日本国勢図会」ジュニア版
- 作者: 矢野恒太記念会
- 出版社/メーカー: 矢野恒太記念会
- 発売日: 2019/02/01
- メディア: 単行本
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